サンフレッチェ広島がユニフォームを赤にした3つの理由が判明!なぜ紫にしなかったのか?

 

サッカーJ1のサンフレッチェ広島が2019年12月、2020年に着用する新アウェーユニフォームのデザインを発表しました。

しかし、クラブを象徴するチームカラーの「紫色」ではなく、「赤色」をメインに配色した新ユニフォームとなったことでファンからは大ブーイングが起きています。

サンフレッチェ広島と言えば、Jリーグが開設された1993年当初から紫をチームカラーに独自のアイデンティティを纏い、存在感を発揮していただけに、今回のクラブ側の発表したアウェイユニフォームデザインが大炎上。

そこで、この記事では2020年のシーズンでサンフレッチェ広島とナイキ(NIKE)がなぜ2ndのアウェイユニフォームをチームカラーである紫にせず、赤をベースにしたのか、その理由や真相を紹介していきます。
 

サンフレッチェ広島の2ndアウェイユニフォームが紫ではなく赤のデザインに

 

まずはサンフレッチェ広島のアウェイユニフォームカラーがなぜか紫ではなく赤色のベースとなってしまったことを報じるネットニュースを引用します。

サッカーJ1・サンフレッチェ広島が来シーズン着用する新しいアウェーユニフォームのデザインに、インターネット上で反発の声が殺到している。クラブを象徴するカラーである「紫」を排し、ライバルクラブをイメージさせる「赤」を使用したのが最大の要因だ。ツイッターでは「#紫を取り戻せ」のハッシュタグも作られ、サポーターの疑問や怒りがやまない。

J-castより引用

ファンがツイッターなどを通して「# 紫を取り戻せ」と怒りのツイートを展開させるのも無理はないでしょう。

【画像】Jリーグ初期のサンフレッチェ広島ユニフォーム

 
というのも、サンフレッチェ広島は1993年のJリーグ開設以来、ずっと紫をシンボルのクラブカラーにし続けきたからです。

Jリーグ開設当初のサンフレッチェ広島ユニフォーム

一体なぜサンフレッチェ広島は紫から赤にアウェイユニを変更したのか

では、なぜここにきて突然サンフレッチェ広島とナイキ(NIKE)はセカンドのアウェイユニフォームを浦和レッズや鹿島アントラーズといったチームと同じ赤をベースカラーにし、チームカラーである紫を辞めてしまったのでしょうか。


 

なぜサンフレッチェ広島は「赤ユニフォーム」にした? 紫ではない本当の3つの理由とは?

 

どうやらサンフレッチェ広島がチームカラーの紫をやめて、赤をアウェイユニフォームに配したのは3つの本当の理由があるようです。

サンフレッチェが2ndユニに紫ではなく赤を選んだ理由①:不調の続くJリーグでの戦績

 
一部ファンの間では、これも一理あるということです。

サンフレッチェ広島は、現在日本代表を指揮する森保一監督が指揮を執っていた時代にはJリーグでも最強チームとして君臨し、常に優勝争いに絡む強豪チームでしたが、

最近では思うように勝ち点を伸ばすことができず、低迷気味。

今季のJリーグでも、34試合を戦い、15勝10分9敗の勝ち点55に留まりました。

これは決して悪い成績ではありませんが、サンフレッチェ広島クラスのクラブチームが4年もの間、タイトル争いができていないことは痛恨の極みと言え、せめて2ndのアウェイユニフォームだけでも新色にして、心機一転を図りたいという想いがあったのかもしれません。

また、ナイキの説明によれば、

野球の分野で安定した活躍を続け、同じ広島県を本拠地とする広島東洋カープの赤色からインスパイアを受けた

といいます。

これに納得できるファンは居ないでしょうが、勝利を目指す上であらゆる試行錯誤を続けているのかもしれませんね。




サンフレッチェが2ndユニに紫ではなく赤を選んだ理由②:経済効果を狙った作戦

 
さて、Jリーグのクラブチームを運営する上で欠かせない重要な要素は、やはりビジネスとしての責任であり、売上げとなります

サンフレッチェ広島はスタジアムの観客動員数がJリーグの20チームの中で17〜18位となっており、チケットからの利益がかなり少ないクラブです。

加えて、サンフレッチェ広島の新代表取締役社長となった仙田信吾氏は、来年度の2020年売上げ目標を40億円に設定し、

「赤色ユニフォーム」にすることによってファンから購買意欲を高めようと画策したとも考えられます。

実際、ヨーロッパのクラブでもマイナーチェンジを施したシーズンよりも、デザインやカラーを一新したシーズンの方がユニフォームの売り上げや販売枚数が増大することが分かっており、仙田信吾社長もこれが狙いだったと言えるでしょう。

サンフレッチェが2ndユニに紫ではなく赤を選んだ理由③:アウェイユニカラーのマンネリ防止

 
これはユニフォームのカラーを大胆に変更することで、ユニフォームの販売枚数を増やそうとする先の理由に近いですが、

ホームの1stユニフォームのカラーを紫にし続けている以上、アウェイのセカンドユニフォームの色はある程度の遊びを持たせることでマンネリを防ぎ、毎年のユニフォームの売上げを落とさないようにするというマーケティング戦略です。

実際、青色をクラブカラーにする横浜Fマリノスもアウェイユニフォームにはこれまでにピンクやブラウン、黄緑色に近いグリーンなど、様々な配色のレパートリーを見せてきました。

特段、これは珍しいこととは言えないというのも一理ありますね。

サポーターの怒りは分かりますが、やはりアウェイのセカンドユニフォームであるということで、ビジネス的な観点から、勘弁してあげても良さそうです。

あなたはどのように感じたでしょうか?